江北桜中学校
江北桜中学校は平成29(2017)年4月に、上沼田中学校と江北中学校が統合され開校しました。学校の名称は公募で決められました。地域の人々が桜を大切にしてきたためこの名前が選ばれたそうです。
開校して2年間は、旧上沼田中学校の校舎で授業を行っていましたが、平成31(2019)年から現在の新校舎へ移転しました。
■新しい設備の整った校舎
その翌年からコロナ禍での学校生活でしたが、最新設備がコロナ対策にも役立ったそうです。特に自動水栓の手洗い場は手指衛生に、窓が大きく広々とした教室は3密(密閉・密集・密接)対策に有効でした。いくつかの教室にはパーティションが設置されており、少人数教室が作りやすい設計になっています。
バリアフリーにも対応しており、特別な配慮を必要とする子どもにも対応できるコミュニケーションルーム、カウンセリングルームなど、すべての生徒にとって過ごしやすい空間が確保されています。
■教育目標
教育目標には「広い視野をもち、夢を追いかけ、未来にはばたく人間を育成する」を掲げ、特に道徳教育と読書活動に力を入れています。
全教員で道徳教育に取り組み、生徒の意見を取り入れたり、交通安全標語や人権ポスター作りを行っています。
また、毎朝10分読書時間や読書感想文コンクールへの参加など、活発な読書推進活動を行っています。広々とした図書館には、図書委員のおすすめ本が紹介文とともに飾られています。
■地域活動
コロナ禍以前には、学校の夏祭りや、近隣の小・中学校との合同イベントなど、地域活動が盛んでした。コロナ禍でも、学校で町会の清掃活動やイベント受付などのボランティア活動を募集し、感染対策をしながら生徒たちが地域と触れ合える機会を作りました。
地域活動に参加する生徒たちは生き生きとしており、自主的に活動する中で、授業では学ぶことができないことを多く学んでいるといいます。学校は、今後もこのような機会で地域に生きていることを感じ、より豊かに育ってくれればと願っています。