江北名所地図【旧・江北小学校】
江北小学校は令和4年3月をもって近隣の高野小学校と統合し、同年4月より江北4丁目の新校舎へ移転します。令和3年度まで使用した校舎は令和4年5月に解体され、令和6年には防災機能を持つ公園が建設される予定です。大きな節目を迎える今、八木雅治校長にお話を伺いました。
明治7(1874)年に新井学校分校として誕生した江北小学校は、令和3年度で147年目を迎えました。3回の引越しを経て現在の地に移り、約90年のあいだ、この校舎でたくさんの児童が学校生活を過ごしました。学校のシンボルである体育館脇のイチョウの木は、明治時代に植えられました。イチョウ1世とも呼ばれ、今でも皆に愛されています。「イチョウのようにたくましく」という学校の教育方針も、この木に由来しています。
移転をひかえ、江北小学校では長年過ごした校舎とのお別れのイベントが行われています。令和3年11月には、在校生とともに校舎の航空写真や、シンボルツリーのイチョウ前で集合写真を撮影しました。また、児童が自分たちで考えた会や地域の人も参加できる会も行われる予定です。区内で一番古く伝統のある江北小学校。長い歴史の中でたくさんの人のさまざまな思い出が詰まった、江北地域の大切な場所です。
(2021年9月取材)