名刺代わりのわたくし文庫:Vol04 林 美月さん
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名刺代わりの
わたくし文庫
本棚を見ればその人がわかる、といいます。
私の人生に影響を与えた3冊を紹介します。
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Vol.04 林 美月さん
足立区立江北桜中学校教諭
中学校1年生の担任をしていて、担当教科は国語です。
書店で生徒向けの本を探すことが日常の小さな楽しみです。
- 子どものころ好きだった本『いちねんせい』谷川俊太郎/詩 和田誠/絵 小学館
家にあった絵本で、よく声に出して読んでいました。全て平仮名で書いてあり読みやすく、「かみ」「くんぽんわん」が特に好きでした。大人になった今でも考えさせられる詩が詰まっています。
- 誰かに紹介したい本『ちゃんと話すための敬語の本』橋本治/著 筑摩書房
―「人と人とのあいだの距離」をどのくらい取るか。―授業で敬語を教えることになった際に買った本ですが、読む度に敬語の面白さや奥深さを感じます。読者の対象は「十代のはじめ」とのこと。
- とにかく大好きな本『暗幕のゲルニカ』原田マハ/著 新潮文庫刊
ピカソの名作「ゲルニカ」を巡るアートサスペンス。「芸術はなんであると、君たちは思っているのだ?」「あの絵はわたしたちのものだ」 読む度にアートのもつ力について考えさせられます。