江北氷川神社
江北センターから神領堀緑道を南に歩くと、江北氷川神社があります。荒川流域に位置し、治水守護神の須佐之男命(すさのおのみこと)を御祭神とする古くからの神社です。旧江北村(沼田、鹿浜、鹿浜新田、加賀皿沼、高野、谷在家、宮城、小台、堀之内)の九ヵ村の総本社でもあります。
◾️桜の名所にある神社
神社の裏手は、江北の五色桜の名所だった旧荒川堤史跡です。明治時代、桜を見学に皇孫殿下(昭和天皇、秩父宮親王、高松宮親王)がいらしたそうです。その歓迎のお礼として母君・貞明皇后から羽二重を下賜されました。村民の意向でその布を神社の社号額に作り替え、長く大切にされています。
現在でも神社の桜は美しく、境内には、江北匂(こうほくにおい)という地名が付いた桜が植えられています。
◾️遠方からも足を運ぶ人気の御朱印
神社では、御朱印が大変人気です。人気の秘密は、御朱印とともに書かれる短歌や俳句などの言葉。名誉宮司である八木冨美子さんが、一枚一枚丁寧に書いてくださいます。歌は1年に一度変わるそうで、迷ったときに道を示すような言葉をいただき、大切にされる方が大変多いそうです。
参拝の際には、御朱印をもらってみてはいかがでしょうか。事前に連絡をして、名誉宮司の都合を確認してからのご訪問をおすすめします。