名刺代わりのわたくし文庫:Vol07 牛抱 せん夏さん
  • 名刺代わりの

    わたくし文庫

    本棚を見ればその人がわかる、といいます。
    私の人生に影響を与えた3冊を紹介します。

  • Vol.07 牛抱 せん夏うしだき せんかさん

    怪談師
    本や語りを通して豊かな心をはぐくみたい。

  • 子どものころ好きだった本『アンデルセンのおひめさま にんぎょひめ』ハンス・クリスチャン・アンデルセン/原作
    高橋真琴/絵 八百板洋子/文
    Gakken

 ものごころついた頃には家にあった絵本で、何度読んだかわかりません。王子様に恋をした人魚が声とひきかえに人間の姿になり、地上に会いに行く。恋は叶わず、海の泡となる人魚の姿に涙します。

  • ※図書館の蔵書なし

  • 人生を変えた本『牡丹灯籠 怪談』三遊亭円朝/作
    岩波書店

 落語の神様とも呼ばれた三遊亭圓朝原作の怪談噺。ドラマや歌舞伎でも知られる悲恋の「札はがし」の段が有名ですが、実は幽霊よりも人の心が恐ろしいというサスペンスものです。

  • これぞ怪談という本『残穢』小野不由美/著
    新潮文庫刊

 ある作家のもとに送られてきた一通の手紙から過去の恐ろしいできごとが次々に明るみになっていく本作。映画化もされましたが、これまでで一番の衝撃でした。しばらくの間、夜眠れなくなりました。