名刺代わりのわたくし文庫:Vol03 永井 尚子さん
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名刺代わりの
わたくし文庫
本棚を見ればその人がわかる、といいます。
私の人生に影響を与えた3冊を紹介します。
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Vol.03 永井 尚子さん
東京都立足立西高等学校 図書館専門員
三冊に絞るのは難しかったですが、楽しく悩ませていただきました。貴重な機会をいただきありがとうございます。
- 私がお空へ行くとき持たせてください 1/2『夜と霧』ヴィクトール・E.フランクル/著 池田香代子/訳
みすず書房
人間は死にゆく人から奪うことも与えることもできる。極限の状況で人はどう生きるか。私が人生を問うのではなく、人生が私に問うている、という著者の言葉に感銘を受けました。
- 私がお空へ行くとき持たせてください 2/2『愛蔵版 アルケミスト』パウロ・コエーリョ/著 山川紘矢・山川亜希子/訳 KADKAWA/角川書店
16歳の頃に読んだときはポカーンでした。25歳の頃読んで感動しました。「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりも辛いものだと、おまえの心に言ってやるがよい」この言葉が大好きです。
- 高校生の頃に読んでおけばよかったと大学生になって後悔した本『夜のピクニック』恩田陸/著 新潮社刊
読んでいる時からこの作品の余韻を感じました。いくつになってもタイトルを聞くだけで、眼にするだけで気持ちがじんわりします。高校生の頃に読んで友達と語り合いたかったです…!